既存メディアが伝えない“トヨタの闇” [日々のつぶやき]
本屋でこの本を立ち読みして、正直恐ろしさを覚えてしまいました。
Amazonにある内容紹介は…
2007年の生産台数世界一が確実となったトヨタ。年間1千億円超と、全上場企業でダントツの広告宣伝費の萎縮効果は抜群。本屋には「おべんちゃら本」が並び、雑誌は広告と区別がつかない記事を書いてスポンサーに媚を売る。
しかしその実態は、欠陥車をどこよりも多く作り、どこよりも多くリコールされる不良品メーカーである。その労働現場は「自動車絶望工場」の時代を引き継ぎ、社員が工場内で若くして過労死しても労災すら認められず、正当な労組活動すら制限されるほど“思想統制”は行き届く。
既存メディアがタブー視してきた、日本企業・日本社会の象徴としてのトヨタの本当の姿を伝える。
この本によれば、既存のメディアがこうした“闇”の部分を伝えられない理由として、年間1千億円を超える広告費が“圧力”となってしまい、結果として“トヨタ賛美”の本や記事が多発しているそうです。
なんだか「学会」という名の宗教団体のやり口に似ている気がするのは自分だけではないと思うのですが…
一番気になったのが労働関連の部分で、工場などの関連施設で占めている豊田市を「北朝鮮」に例えていた元社員の話には納得させられました。
他にも世界各地で展開されている“反トヨタ”キャンペーンの話など、既存メディアが絶対に書けない大企業の“闇”の数々に鋭く迫っており、読み応えのある一冊です。
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