同じ「朝日」でこの違い

朝日新聞は匿名でも週刊朝日は実名報道…高専生殺害（YOMIURI ONLINE）

山口県周南市で発生した女子高専生殺害事件。
殺害したとされる男子学生が自殺してしまい、うやむやな形での幕切れとなりました。

容疑者の学生が19歳の未成年だったことから、遺体発見後も匿名で報道しているところが多かったようです。
朝日新聞も、ご多分に漏れず匿名での報道です。
しかし、同じ会社から発行されている「週刊朝日」では、その学生を実名で報じているそうです。

その理由は、「事件の凶悪性に加え、容疑者が死亡し、（少年の更生を図る見地で氏名などの記事掲載を禁じている）少年法の対象から外れたため」（「週刊朝日」の山口一臣編集長）とのこと。
また、朝日新聞が匿名で報道しているのに対しては、「週刊誌という商品の特性から、新聞とは判断が異なることもある」とコメントしています。

同じ理由で読売新聞、日テレ、テレ朝の3社が実名報道に踏み切っているそうです。
まぁ、事件そのものが凶悪だったことを考えると、未成年でも実名はやむなしだったのかもしれません。

（9/26追加）
今回の件で、なぜ判断が分かれたのか、産経新聞が検証しています。
高専生殺害「少年の死」実名報道分かれた判断（イザ！）