偽装請負-格差社会の労働現場 [日々のつぶやき]
今日は、先日発売された本をご紹介します。
1990年代から一気に産業界に広まった「偽装請負」という雇用形態。グローバル化で飽くなきコストカット、人員削減を迫られたキヤノン、松下電器産業など超一流企業までもが、率先して安い労働力を求めて、違法行為に手を染めていた!
2006年夏から告発キャンペーン報道を展開し、新聞労連ジャーナリスト大賞優秀賞を受賞した朝日新聞取材チームが、格差社会の「労働悲劇」を描き尽くす渾身のルポ。
この本では、99年に自殺した一人の請負社員が受けた悲劇から始まり、「キヤノン」や「松下電器」といった勝ち組企業の実態。
さらには、業界最大手といわれた「クリスタルグループ」の謎に秘められた真実を中心に、“偽装請負”の実態を刻銘に書いています。
また、本の中では偽装請負をなくすために、企業や行政がするべきことについても記されており、読み応えのある内容になっています。
この本を通じて、今の日本における雇用体制を見直すきっかけになればと思います。
今日の菜月占い:ラン運そこそこ
宇宙空間に浮かぶ“E-1077(ワン・オー・セブン・セブン)”と呼ばれるラン教育ステーション。
打ち消し線の概念を破る運勢…
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